PJタイプのベースのピックアップをSMB-4Dに交換してみた
2021年1月4日:更新
更に改造しました。その2に音サンプルあります。
はじめに
シェクターのPJベースを持ってるんですが、
なんというかあまり好きな音では無かったんですよね
パワーが無くてもや〜んとした感じで
弾き心地はいいけど音が物足りないという感じのベースでした。
今回はこのPJベースのリア側のピックアップをセイモアダンカンのSMB-4Dに交換しようと思います。
これのリア側を交換します。
もともとの構成はマスターボリュームと
ピックアップブレンダーでした。
今回はブレンダーはやめて
2ボリュームにします。
パーツ
SMB-4Dを買いました。
となりのBartoliniのXTCTは、
アクティブ化も考えての購入でしたが
今回はインストールせず、
アウトボードのエフェクターとして作ります。
採寸・加工
現在のザグリの寸法を取り、
SMB-4Dのサイズが入り込めるようにざっくりと設計をします。
この後会社の機械でボディをザグるため、数字を取っていきます。
ピックアップの寸法ピッタリで加工するとキツキツになるので、
大体+1mm前後の数字で設計します。
会社の仕事終わりにて作業を始めます。
フライス盤に固定して、
ザグリの平行を出して、
メモリ通りに刃物を進めていきます。
これはちゃんと数字通りに加工を進めるために
加工部分の原点を出しているところです。
第一回目のザグリです。
エンドミルで削っていきます。
油断したらすぐ削りすぎるので、慎重に
削り終わりました。
ノギスで長さ、深さを測定して、
OKであれば無事完了です。
ノイズ対策で導電塗料を塗ります。
2度塗りが推奨されています。
乾いたら配線していきます。
塗料はFreedom Custom Guitar ResearchのNoise Hellを使いました。
Freedom Custom Guitar Research SP-D-01 Noise Hell ポリウレタン/エステル塗料用導電塗料
- 出版社/メーカー: Freedom Custom Guitar Research
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配線
https://www.seymourduncan.com/blog/wiring_schematics/of-pickups/page/33
Musicman & P Bass 2 Volumes | 1 Tone
配線はこちらを参考にしました。
これのマスタートーンを省いた配線で組んでいきます。
このとき、ミックス時に低域がスカスカな音になったときは位相が打ち消しあっているので、
どちらかのピックアップのプラスとマイナスの配線を逆(プラスをGND側にする)にしてあげればOKです。
導電塗料を塗ったボディ側にも端子を付けた線をマウントして、
これをアースに落とします。
完成
組みあがりました!
コントロールプレートにも、穴を開けてピックアップセレクト用のトグルスイッチを組み込む予定だったんですが
スイッチの大きさがコントロールキャビティ内に収まりきらず、泣く泣く断念しました…。
音はバキバキでブリブリした元気な音になりました!文句なしです。
今回はこれに更に前述したXTCTのアウトボードを制作して、
疑似アクティブ化を目指します。